MAD MAPS雑記

そーいや書いてなかったけど、MAD MAPSでモバイルマップNAVIのデータを使う場合にちょっとおいしい話がある。

モバイルマップNAVIの地図データは、一枚が500x500ピクセルPNG形式画像ファイルになっている。一枚あたりのサイズが小さいために、全体としては物凄く膨大なファイルが存在することになる。まぁそれはある程度仕方ない話なのだが、問題はこの一枚一枚の地図ファイルごとに、そのファイルの内容を示すテキストファイルが付属していること。書かれている内容は緯度経度とかの情報なのだが、このせいぜい300バイトほどのサイズのファイルが、画像ファイルと同数存在しているのだ。

そして小さいファイルが大量にあるという状況は、いわゆるクラスタギャップ問題を発生させる。1ファイルあたりのクラスタサイズはFAT32でも4kbになるから(容量8GBまでの場合)、このファイルが1万個もあった日にはそれだけでざっと40MBの容量を消費することになる。しかも、市販のSDカードなんかは1GBタイプでも最初はFAT16でフォーマットされてる場合があるから、そのまま使うとクラスタサイズは16kbであり、1万個で160MBも消費してしまうのだ。・・・あまり悪口は言いたくないが、モバイルマップNaviのこの仕様は、とてもほめられたものではないと思うなぁ。

しかし実は、MAD MAPSから使うぶんには、このテキストファイルは不要だったりする。モバイルマップNaviの地図データは緯度経度毎に一定の法則で分類されているので、ファイルを参照しなくても必要な座標情報は計算で求められる。本家モバイルマップNaviの方ではどうやらこのテキストファイルの情報をスクロール領域の制限とかに使ってるらしく、削除してしまうと動作がおかしくなるのだが、MAD MAPSで使うだけなら削除してしまって全く問題ないのだ。

例によって素人にお勧めできる話ではないが、結構容量の節約になるし、モバイルマップNaviがなくてもMAD MAPSが使えればいいという奇徳な方はお試しあれ。