MPG2AVIのFAQページを公開したのはいいんだけど、本当はもう一つ加えたい項目があったりする。それは変換所要時間の目安情報だ。
もともとAVIエンコードはそれなりに時間を食う処理なわけだけど、変換に使うシステムの性能や変換元のデータフォーマットの種類、変換先の利用CODECや出力解像度なんかで千差万別に変化してしまうから、処理時間が妥当かどうかの目安がつけづらいのだ。だから、適当な動画データの変換にかかる所要時間をいろんな条件で計測して、参考情報として公開したかったんだが、肝心の動画ソースをどうするかで頓挫してしまった。
今回のFAQの中で、変換エラーのトラブル対処の目安として、リファレンスとなるmpeg1ファイルを用意した。このデータは、DirectX9のSDKに付属していたサンプルを3つほど繋ぎ合わせてTMPGEncエンコードした代物なのだが、まぁこれなら著作権がどーこー言われる心配はなかろう。しかし、たかだか13秒のmpeg1動画では、速度比較が出来るほどはエンコードに時間がかからないのだ。CPUが1.5GHz程度のPC(ThinkPad X31)でも、ほとんど実時間と同じくらいだし、変換の開始・終了にかかるオーバーヘッドが大きいために、これ以上高性能なマシンで変換してもあんまり処理時間が変化しないし。
きちんとした比較のためには、せめて2〜3分くらいの長さのデータが欲しいところなのだが、著作権上の問題がなくてそれだけの長さの動画を用意するとなると、これがなかなか大変である。それにそれだけの動画はサイズが数十MB級になってしまうから、ウチのページに置くには少々でかすぎるし・・・・。