NHK受信料支払い義務化 総務省検討、値下げ前提に

http://www.asahi.com/life/update/0412/004.html

現在の放送法では、テレビがある世帯はNHKと受信契約を結ぶ義務があるが、受信料を支払う義務は明文化されておらず、法的にあいまいさが残る。同省はこの規定を見直し、受信料の支払いも明文化する方向で検討を進める。

いや、見直すべきは「受信料の支払いの義務」ではなく、「NHKと受信契約を結ぶ義務」の方だと思うのだが(^^;)。

元々日本でTV放送が始まった当初は、放送局はNHKしかなかった。ビデオデッキなんて便利なモノもなかったわけで、日本国内でTVを所有する人は確実にNHKを見ていると言えたわけだ。放送法ってのは基本的にその時代に定められたものだから、NHK契約の義務化は問題なかった。しかし言うまでもなく、そんな時代はとっくの昔に終わってるのだ。TVを持ってるからといってNHKを見ているとは限らなくなったのに、持ってるだけでNHKと契約しなければいけないという義務があることの方が明らかにおかしいだろう。

それでも今まではNHKの存在にそれなりの意義があった。だからこれまで受信契約の義務についてあまりとやかく言われなかったのだが、最近の一連の不祥事やNHK番組の公共性に対する疑問から、そもそもNHKの存在自体が疑問視されているというのに、一体総務省は何を考えてるんだか。こんな支払いの義務化を強行したりしたらヤブヘビもいいとこで、放送法そのものの見直し論議に発展するのは明白だと思うんだがね。

しかしまぁ、2011年にアナログ停波すれば、確実にNHKも見られなくなるわけだから胸を張って支払い拒否できるな。映画とかは既存のアナログシステムでDVDとかで見れるし、ニュースとかの類はネット放送とかで代用できるだろーしな(^^;)。