MAD MAPS雑記

国土地理院数値地図であるが、MAD MAPS用データの生成ツールとしてはもう完成の域に近づきつつある。以下の図は立川駅近辺での描画結果を、縮尺を合わせてモバイルマップNAVIのデータと並べてみた例だ。見ての通り、まだ建物名とかランドマーク類は表示していないが、これならそこそこ実用になるのではないだろうか。

最終的には都道府県単位とかで作成地域を指定すれば、自動的にその範囲の地図画像(全域〜詳細)を生成してくれるようなツールにするつもりでいる。日本全国を詳細レベルまで生成させたら恐らく数GBに達するが、別にそんなことしなくても必要な部位だけ生成させて使い、不要になったら削除すればいいのだ。んでまた必要になったら再生成すればいいだけだし。生成にはそれなりに時間がかかるだろうが、別に仕掛けて放っておけばいいだけだしな。

ただ気がついたのだが、気軽に使うには難点が2つほどある。1つは、国土地理院のデータが結構でかいことだ。

数値地図25000のデータは、国土地理院のサイトからダウンロードすると、全国で2.5Gほどのサイズになる。これでも結構でかいと思うが、これはあくまで圧縮状態の話で、全部展開するとこれが13GBくらいのサイズになってしまうのだ。まぁデータがテキスト形式な上、かなり余計なデータも抱えてるみたいなので仕方ないのだが、全国データを作るには結構なディスク容量が必要になってしまうだろう。まぁあくまでデータ生成を処理するPC上での話だし、最近のHDD容量を考えれば大したことはないかも知れないが。

もうひとつの難点は、一つ目の難点とも関連するが、広域とか全域地図の生成にかなり時間がかかってしまうということだ。何しろ数値地図のデータは市単位くらいで細かく分類されており、それぞれに全詳細データがまとめて入っている。全域地図ともなると1画面分でも百に達するほどの市データを処理しなければならず、しかも概要データだけを取り出したい場合でもかなりの量の読込みをしなければならない。これが日本全図ともなると、3千個以上ものデータを全部処理しないといけないわけで、表示するまでに数十分くらいはかかってしまうのだ。

まぁこればかりはどうしようもない。全域地図の生成なんて1度やればいいだけだから、使う人には我慢してもらうしかなかろう・・・・って、そもそもこのツールを欲しがる人がいるのかどうか自体結構疑問なんだが(^^;)。